ADO.NET を使用して基本的なデータアプリケーションを作成する

2025-08-07

Note

DataSet クラスと関連クラスは、アプリケーションがデータベースから切断されている間にアプリケーションがメモリ内のデータを操作できるようにする、2000 年代初頭のレガシ .NET Framework テクノロジです。このテクノロジは、ユーザーがデータを変更し、変更をデータベースに保持できるアプリに特に役立ちます。データセットは実証済みの成功したテクノロジですが、新しい .NET アプリケーションには Entity Framework Core を使用することをお勧めします。 Entity Framework は、オブジェクトモデルとして表形式データを操作するより自然な方法を提供し、よりシンプルなプログラミングインターフェイスを備えています。

データベース内のデータを操作するアプリケーションを作成するときは、通常、接続文字列の定義、データの挿入、ストアドプロシージャの実行などのタスクを実行します。この記事に従うと、Visual C# または Visual Basic と ADO.NET を使用して、 データ (FOD) Windows フォームアプリケーション経由でフォーム内からデータベースを操作する方法を確認できます。データセット、SQL への LINQ (Language-Integrated クエリ)、Entity Framework を含むすべての .NET データテクノロジは、最終的に、この記事に示されている手順に似た手順を実行します。

この記事では、データベースからデータをすばやく取得する方法について説明します。アプリケーションで非一般的な方法でデータを変更し、データベースを更新する必要がある場合は、Entity Framework とデータバインディングの使用を検討してください。これにより、ユーザーインターフェイスコントロールは、基になるデータの変更と自動的に同期できます。

このチュートリアルの完全なコードにアクセスするには、 C# と Visual Basic の Visual Studio ドキュメント GitHub リポジトリを参照してください。

Important

コードをシンプルに保つために、運用環境に対応した例外処理は含まれません。

Prerequisites

.NET デスクトップ開発 と データストレージと処理 ワークロードがインストールされている Visual Studio。インストールするには、Visual Studio インストーラーを開き、変更する Visual Studio のバージョンの横にある [変更] を選択します。
SQL Server Express LocalDB。 SQL Server Express LocalDB がない場合は、SQL Server ダウンロードページからインストール。

この記事では、Visual Studio IDE の基本的な機能について理解していることを前提としています。また、Windows フォームアプリケーションの作成、プロジェクトへのフォームの追加、フォームへのボタンやその他のコントロールの追加、コントロールのプロパティの設定、および単純なイベントのコーディングが可能であることを前提としています。これらのタスクに慣れていない場合は、このチュートリアルを開始する前に、 Visual Studio で C# を使用して Windows フォームアプリを作成するチュートリアルまたは Visual Studio で Windows フォームアプリを作成するチュートリアルを完了してください。

サンプルデータベースを設定する

次の手順に従って、サンプルデータベースを作成します。

Visual Studio で、Server Explorer ウィンドウを開きます。
[データ接続] を右クリックし、[新しい SQL Server データベースの作成] を選択します。
[サーバー名] に「(localdb)\mssqllocaldb」と入力します。
[ 新しいデータベース名] に 「Sales」と入力し、[ OK] を選択します。

Visual Studio は、サーバーエクスプローラーの [データ接続] ノードの下に空の Sales データベースを作成します。
Sales データ接続を右クリックし、[新しいクエリ] を選択します。

クエリエディターウィンドウが開きます。
Sales Transact-SQL スクリプトをクリップボードにコピーします。
T-SQL スクリプトをクエリエディターウィンドウに貼り付け、[ 実行] を選択します。

しばらくすると、クエリの実行が完了し、データベースオブジェクトが作成されます。データベースには、Customer と Orders の 2 つのテーブルが含まれています。これらのテーブルには最初はデータが含まれていませんが、作成したアプリケーションを実行するときにデータを追加できます。データベースには、5 つの基本的なストアドプロシージャも含まれています。

フォームを作成してコントロールを追加する

Windows フォームアプリ (.NET Framework) テンプレートを使用して C# または Visual Basic プロジェクトを作成し、SimpleDataApp という名前を付けます。

Visual Studio では、プロジェクトと、 Form1 という名前の空の Windows フォームを含む複数のファイルが作成されます。
ソリューションエクスプローラーで、2 つの Windows フォームをプロジェクトに追加して、合計 3 つのフォームを作成し、次の名前を付けます。
- Navigation
- NewCustomer
- FillOrCancel

フォームごとに、次の図に示すテキストボックス、ボタン、およびその他のコントロールを追加します。各コントロールに対して、テーブルに記述されるプロパティを設定します。

Note

グループボックスとラベルコントロールはわかりやすくしますが、コードでは使用されません。

Navigation フォーム

ナビゲーションフォームの詳細を示すスクリーンショット。

ナビゲーションフォームのコントロール

テキストを制御する	コントロールの種類	コントロールのプロパティ
[アカウントの追加]	Button	Name = btnGoToAdd
注文の入力または取り消し	Button	Name = btnGoToFillOrCancel
Exit	Button	Name = btnExit

NewCustomer フォーム

NewCustomer フォームの詳細を示すスクリーンショット。

NewCustomer フォームのコントロール

ラベル/コントロールテキスト	コントロールの種類	コントロールのプロパティ
顧客名	TextBox	Name = txt顧客名
顧客ID	TextBox	Name = txtCustomerID ReadOnly = True (読み取り専用 = 真)
アカウントを作成する	Button	Name = btnCreateAccount
注文金額	NumericUpdown	Name = numOrderAmount DecimalPlaces = 0 (小数点の位置) 最大 = 5000
注文日	DateTimePicker	Name = dtpOrderDate フォーマット = ショート
注文	Button	Name = btnPlaceOrder
Finish	Button	Name = btnAddFinish
別のアカウントを追加する	Button	Name = btnAddAnotherAccount

FillOrCancel フォーム

FillOrCancel フォームの詳細を示すスクリーンショット。

FillOrCancel フォームのコントロール

ラベル/コントロールテキスト	コントロールの種類	コントロールのプロパティ
注文識別子	TextBox	Name = txtOrderID
注文の検索	Button	Name = btnFindByOrderID
注文を入力する場合...	DateTimePicker	Name = dtpFillDate フォーマット = ショート
(None)	DataGridView	Name = dgvCustomerOrders ReadOnly = True (読み取り専用 = 真) RowHeadersVisible = False
注文の取り消し	Button	Name = btnCancelOrder
注文の入力	Button	Name = btnFillOrder
Finish	Button	Name = btnFinishUpdates

接続文字列を格納する

アプリケーションがデータベースへの接続を開こうとすると、アプリケーションは接続文字列にアクセスできる必要があります。各フォームで文字列を手動で入力する必要を回避するには、プロジェクトの App.config ファイルに文字列を格納します。次に、アプリケーション内の任意のフォームからメソッドが呼び出されたときに文字列を返すメソッドを作成します。

接続文字列を検索するには:

サーバーエクスプローラーで、 Sales データ接続を右クリックし、[ プロパティ] を選択します。
接続文字列プロパティを見つけて、その文字列値をクリップボードにコピーします。

プロジェクトに接続文字列を格納するには:

ソリューションエクスプローラーで、プロジェクトの種類に応じて、次のいずれかの手順を実行します。
- C# プロジェクトの場合は、プロジェクトの下にある [プロパティ ] ノードを展開し、 Settings.settings ファイルを開きます。
- Visual Basic プロジェクトの場合は、[ すべてのファイルを表示] を選択し、[ マイプロジェクト ] ノードを展開して 、Settings.settings ファイルを開きます。
[名前] 列に「connString」と入力します。
[ 種類 ] ボックスの一覧で、 (接続文字列) を選択します。
[スコープ] の一覧で、[アプリケーション] を選択します。
[値列に接続文字列を入力し (外部引用符を使用せずに)、変更を保存します。

Caution

実際のアプリケーションでは、「接続文字列と構成ファイル説明されているように、接続文字列を安全に格納する必要があります。セキュリティを最大限に高めるには、接続文字列にパスワードを格納することに依存しない認証方法を使用します。たとえば、オンプレミスの SQL Server データベースの Windows 認証などです。詳細については、「接続文字列の保存と編集」を参照してください。

フォームのコードを記述する

このセクションでは、各フォームの機能の概要について簡単に説明します。また、フォーム上のボタンを選択するときに基になるロジックを定義するコードも提供します。

アプリケーションを実行するとナビゲーションフォームが開き、次のボタンが含まれます。

アカウントを追加する: NewCustomer フォームを 開きます。
注文の入力または取り消し: FillOrCancel フォームを 開きます。
終了: アプリケーションを閉じます。

C# プロジェクトの場合:

ソリューションエクスプローラーで、Program.csを開きます。
Application.Run行を次の値に変更します。Application.Run(new Navigation());

Visual Basic プロジェクトの場合:

ソリューションエクスプローラーで、プロジェクトを右クリックし、[プロパティ] を選択します。
プロジェクトデザイナーで、[アプリケーション] タブを選択し、[スタートアップ] オブジェクトの一覧で [ナビゲーション] を選択します。

空のイベントハンドラーメソッドを作成するには、ナビゲーションフォームの 3 つのボタンをそれぞれダブルクリックします。ボタンをダブルクリックすると、デザイナーコードファイルに自動生成されたコードが追加されます。これにより、ボタンの選択によってイベントが発生します。

デザイナーでダブルクリックアクションを使用するのではなく、コードファイルに直接コードをコピーして貼り付ける場合は、イベントハンドラーを適切なメソッドに設定してください。

フォームのコードファイルの [プロパティ ] ウィンドウで、稲妻ツールバーボタンを使用して [ イベント ] タブに切り替えます。
Click プロパティを検索し、その値が正しいイベントハンドラーメソッドであることを確認します。

ナビゲーションフォームのコードページで、次のコードに示すように、3 つのボタン選択イベントハンドラーのメソッド本体を完成させます。

/// <summary>
/// Opens the NewCustomer form as a dialog box,
/// which returns focus to the calling form when it is closed. 
/// </summary>
private void btnGoToAdd_Click(object sender, EventArgs e)
{
    Form frm = new NewCustomer();
    frm.Show();
}

/// <summary>
/// Opens the FillorCancel form as a dialog box. 
/// </summary>
private void btnGoToFillOrCancel_Click(object sender, EventArgs e)
{
    Form frm = new FillOrCancel();
    frm.ShowDialog();
}

/// <summary>
/// Closes the application (not just the Navigation form).
/// </summary>
private void btnExit_Click(object sender, EventArgs e)
{
    this.Close();
}

''' <summary>
''' Opens the NewCustomer form as a dialog box, which returns focus to the calling form when it closes.
''' </summary>  
Private Sub btnGoToAdd_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles btnGoToAdd.Click
    Dim frm As Form = New NewCustomer()
    frm.Show()
End Sub

''' <summary>
''' Opens the FillOrCancel form as a dialog box.
''' </summary>
Private Sub btnGoToFillOrCancel_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles btnGoToFillOrCancel.Click
    Dim frm As Form = New FillOrCancel()
    frm.ShowDialog()
End Sub

''' <summary>
''' Closes the application (not just the navigation form).
''' </summary>
Private Sub btnExit_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles btnExit.Click
    Me.Close()
End Sub

新規顧客フォーム

顧客名を入力し、[ アカウントの作成 ] ボタンを選択すると、NewCustomer フォームによって顧客アカウントが作成され、SQL Server は新しい顧客 ID として IDENTITY 値を返します。その後、金額と注文日を指定し、[注文の配置] ボタンを選択して、新しいアカウントの 注文を行 うことができます。

NewCustomer フォームの自動生成されたイベントハンドラーを作成する

4 つの各ボタンをダブルクリックして、NewCustomer フォームの各ボタンに空の Click イベントハンドラーを作成します。ボタンをダブルクリックすると、デザイナーコードファイルに自動生成されたコードも追加されます。これにより、ボタンの選択によってイベントが発生します。

NewCustomer フォームロジックのコードを追加する

NewCustomer フォームロジックを完了するには、次の手順に従います。

System.Data.SqlClient名前空間をスコープに取り込み、メンバーの名前を完全に修飾する必要がないようにします。
- C#
- VB
```
using System.Data.SqlClient;
```
```
Imports System.Data.SqlClient
```

いくつかの変数とヘルパーメソッドをクラスに追加します。

// Storage for IDENTITY values returned from database.
private int parsedCustomerID;
private int orderID;

/// <summary>
/// Verifies that the customer name text box is not empty.
/// </summary>
private bool IsCustomerNameValid()
{
    if (txtCustomerName.Text == "")
    {
        MessageBox.Show("Please enter a name.");
        return false;
    }
    else
    {
        return true;
    }
}

/// <summary>
/// Verifies that a customer ID and order amount have been provided.
/// </summary>
private bool IsOrderDataValid()
{
    // Verify that CustomerID is present.
    if (txtCustomerID.Text == "")
    {
        MessageBox.Show("Please create customer account before placing order.");
        return false;
    }
    // Verify that Amount isn't 0.
    else if ((numOrderAmount.Value < 1))
    {
        MessageBox.Show("Please specify an order amount.");
        return false;
    }
    else
    {
        // Order can be submitted.
        return true;
    }
}

/// <summary>
/// Clears the form data.
/// </summary>
private void ClearForm()
{
    txtCustomerName.Clear();
    txtCustomerID.Clear();
    dtpOrderDate.Value = DateTime.Now;
    numOrderAmount.Value = 0;
    this.parsedCustomerID = 0;
}

' Storage for ID values returned from the database.  
Private parsedCustomerID As Integer
Private orderID As Integer

''' <summary>
''' Verifies that the customer name text box is not empty.
''' </summary>
Private ReadOnly Property IsCustomerNameValid As Boolean
    Get
        If txtCustomerName.Text = "" Then
            MessageBox.Show("Please enter a name.")
            Return False
        Else
            Return True
        End If
    End Get
End Property

''' <summary>
''' Verifies the order data is valid. 
''' </summary>
Private Function IsOrderDataValid() As Boolean

    ' Verify that CustomerID is present.  
    If txtCustomerID.Text = "" Then
        MessageBox.Show("Please create a customer account before placing order.")
        Return False

        ' Verify that order amount isn't 0.   
    ElseIf (numOrderAmount.Value < 1) Then
        MessageBox.Show("Please specify an order amount.")
        Return False
    Else
        ' Order can be submitted.  
        Return True
    End If
End Function

''' <summary>
''' Clears values from controls.
''' </summary>
Private Sub ClearForm()
    txtCustomerName.Clear()
    txtCustomerID.Clear()
    dtpOrderDate.Value = DateTime.Now
    numOrderAmount.Value = 0
    Me.parsedCustomerID = 0
End Sub

4 つのボタン選択イベントハンドラーのメソッド本体を完了します。

/// <summary>
/// Creates a new customer by calling the Sales.uspNewCustomer stored procedure.
/// </summary>
private void btnCreateAccount_Click(object sender, EventArgs e)
{
    if (IsCustomerNameValid())
    {
        // Create the connection.
        using (SqlConnection connection = new SqlConnection(Properties.Settings.Default.connString))
        {
            // Create a SqlCommand, and identify it as a stored procedure.
            using (SqlCommand sqlCommand = new SqlCommand("Sales.uspNewCustomer", connection))
            {
                sqlCommand.CommandType = CommandType.StoredProcedure;

                // Add input parameter for the stored procedure and specify what to use as its value.
                sqlCommand.Parameters.Add(new SqlParameter("@CustomerName", SqlDbType.NVarChar, 40));
                sqlCommand.Parameters["@CustomerName"].Value = txtCustomerName.Text;

                // Add the output parameter.
                sqlCommand.Parameters.Add(new SqlParameter("@CustomerID", SqlDbType.Int));
                sqlCommand.Parameters["@CustomerID"].Direction = ParameterDirection.Output;

                try
                {
                    connection.Open();

                    // Run the stored procedure.
                    sqlCommand.ExecuteNonQuery();

                    // Customer ID is an IDENTITY value from the database.
                    this.parsedCustomerID = (int)sqlCommand.Parameters["@CustomerID"].Value;

                    // Put the Customer ID value into the read-only text box.
                    this.txtCustomerID.Text = Convert.ToString(parsedCustomerID);
                }
                catch
                {
                    MessageBox.Show("Customer ID was not returned. Account could not be created.");
                }
                finally
                {
                    connection.Close();
                }
            }
        }
    }
}

/// <summary>
/// Calls the Sales.uspPlaceNewOrder stored procedure to place an order.
/// </summary>
private void btnPlaceOrder_Click(object sender, EventArgs e)
{
    // Ensure the required input is present.
    if (IsOrderDataValid())
    {
        // Create the connection.
        using (SqlConnection connection = new SqlConnection(Properties.Settings.Default.connString))
        {
            // Create SqlCommand and identify it as a stored procedure.
            using (SqlCommand sqlCommand = new SqlCommand("Sales.uspPlaceNewOrder", connection))
            {
                sqlCommand.CommandType = CommandType.StoredProcedure;

                // Add the @CustomerID input parameter, which was obtained from uspNewCustomer.
                sqlCommand.Parameters.Add(new SqlParameter("@CustomerID", SqlDbType.Int));
                sqlCommand.Parameters["@CustomerID"].Value = this.parsedCustomerID;

                // Add the @OrderDate input parameter.
                sqlCommand.Parameters.Add(new SqlParameter("@OrderDate", SqlDbType.DateTime, 8));
                sqlCommand.Parameters["@OrderDate"].Value = dtpOrderDate.Value;

                // Add the @Amount order amount input parameter.
                sqlCommand.Parameters.Add(new SqlParameter("@Amount", SqlDbType.Int));
                sqlCommand.Parameters["@Amount"].Value = numOrderAmount.Value;

                // Add the @Status order status input parameter.
                // For a new order, the status is always O (open).
                sqlCommand.Parameters.Add(new SqlParameter("@Status", SqlDbType.Char, 1));
                sqlCommand.Parameters["@Status"].Value = "O";

                // Add the return value for the stored procedure, which is  the order ID.
                sqlCommand.Parameters.Add(new SqlParameter("@RC", SqlDbType.Int));
                sqlCommand.Parameters["@RC"].Direction = ParameterDirection.ReturnValue;

                try
                {
                    //Open connection.
                    connection.Open();

                    // Run the stored procedure.
                    sqlCommand.ExecuteNonQuery();

                    // Display the order number.
                    this.orderID = (int)sqlCommand.Parameters["@RC"].Value;
                    MessageBox.Show("Order number " + this.orderID + " has been submitted.");
                }
                catch
                {
                    MessageBox.Show("Order could not be placed.");
                }
                finally
                {
                    connection.Close();
                }
            }
        }
    }
}

/// <summary>
/// Clears the form data so another new account can be created.
/// </summary>
private void btnAddAnotherAccount_Click(object sender, EventArgs e)
{
    this.ClearForm();
}

/// <summary>
/// Closes the form/dialog box.
/// </summary>
private void btnAddFinish_Click(object sender, EventArgs e)
{
    this.Close();
}

''' <summary>
''' Creates a new account by executing the Sales.uspNewCustomer
''' stored procedure on the database.
''' </summary>
Private Sub btnCreateAccount_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles btnCreateAccount.Click

    ' Ensure a customer name has been entered.
    If IsCustomerNameValid Then

        ' Create the SqlConnection object. 
        Using connection As New SqlConnection(My.Settings.connString)

            ' Create a SqlCommand, and identify the command type as a stored procedure.  
            Using sqlCommand As New SqlCommand("Sales.uspNewCustomer", connection)
                sqlCommand.CommandType = CommandType.StoredProcedure

                ' Add the customer name input parameter for the stored procedure.  
                sqlCommand.Parameters.Add(New SqlParameter("@CustomerName", SqlDbType.NVarChar, 40))
                sqlCommand.Parameters("@CustomerName").Value = txtCustomerName.Text

                ' Add the customer ID output parameter.  
                sqlCommand.Parameters.Add(New SqlParameter("@CustomerID", SqlDbType.Int))
                sqlCommand.Parameters("@CustomerID").Direction = ParameterDirection.Output

                Try
                    ' Open the connection.  
                    connection.Open()

                    ' Run the stored procedure.  
                    sqlCommand.ExecuteNonQuery()

                    ' Convert the Customer ID value to an Integer.   
                    Me.parsedCustomerID = CInt(sqlCommand.Parameters("@CustomerID").Value)

                    ' Insert the customer ID into the corresponding text box.
                    Me.txtCustomerID.Text = Convert.ToString(parsedCustomerID)
                Catch
                    MessageBox.Show("Customer ID was not returned. Account could not be created.")
                Finally
                    ' Close the connection.  
                    connection.Close()
                End Try
            End Using
        End Using
    End If
End Sub

''' <summary>
''' Places the order by executing the Sales.uspPlaceNewOrder
''' stored procedure on the database.
''' </summary>
Private Sub btnPlaceOrder_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles btnPlaceOrder.Click

    If IsOrderDataValid() Then

        ' Create the connection.  
        Using connection As New SqlConnection(My.Settings.connString)

            ' Create SqlCommand and identify it as a stored procedure.  
            Using sqlCommand As New SqlCommand("Sales.uspPlaceNewOrder", connection)
                sqlCommand.CommandType = CommandType.StoredProcedure

                ' Add the @CustomerID parameter, which was an output parameter from uspNewCustomer.  
                sqlCommand.Parameters.Add(New SqlParameter("@CustomerID", SqlDbType.Int))
                sqlCommand.Parameters("@CustomerID").Value = Me.parsedCustomerID

                ' Add the @OrderDate parameter.  
                sqlCommand.Parameters.Add(New SqlParameter("@OrderDate", SqlDbType.DateTime, 8))
                sqlCommand.Parameters("@OrderDate").Value = dtpOrderDate.Value

                ' Add the @Amount parameter.  
                sqlCommand.Parameters.Add(New SqlParameter("@Amount", SqlDbType.Int))
                sqlCommand.Parameters("@Amount").Value = numOrderAmount.Value

                ' Add the @Status parameter. For a new order, the status is always O (open).  
                sqlCommand.Parameters.Add(New SqlParameter("@Status", SqlDbType.[Char], 1))
                sqlCommand.Parameters("@Status").Value = "O"

                ' Add a return value parameter for the stored procedure, which is the orderID.  
                sqlCommand.Parameters.Add(New SqlParameter("@RC", SqlDbType.Int))
                sqlCommand.Parameters("@RC").Direction = ParameterDirection.ReturnValue

                Try
                    ' Open connection.  
                    connection.Open()

                    ' Run the stored procedure.  
                    sqlCommand.ExecuteNonQuery()

                    ' Display the order number.  
                    Me.orderID = CInt(sqlCommand.Parameters("@RC").Value)
                    MessageBox.Show("Order number " & (Me.orderID).ToString & " has been submitted.")
                Catch
                    ' A simple catch.  
                    MessageBox.Show("Order could  not be placed.")
                Finally
                    ' Always close a connection after you finish using it,
                    ' so that it can be released to the connection pool.
                    connection.Close()
                End Try
            End Using
        End Using
    End If
End Sub

''' <summary>
''' Resets the form for another new account.
''' </summary>
Private Sub btnAddAnotherAccount_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles btnAddAnotherAccount.Click
    Me.ClearForm()
End Sub

''' <summary>
''' Closes the NewCustomer form and returns focus to the Navigation form.
''' </summary>
Private Sub btnAddFinish_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles btnAddFinish.Click
    Me.Close()
End Sub

FillOrCancel フォーム

FillOrCancel フォームは、注文 ID を入力したときに注文を返すクエリを実行し、[ 注文の検索 ] ボタンを選択します。返された行は、読み取り専用のデータグリッドに表示されます。 [注文の取り消し] ボタンを選択した場合は注文を 取り消 し (X) に設定するか、[ 注文の入力] ボタンを選択した場合は注文を [完了] (F) としてマークできます。 [ 注文の検索 ] ボタンをもう一度選択すると、更新された行が表示されます。

FillOrCancel フォームの自動生成されたイベントハンドラーを作成する

ボタンをダブルクリックして、FillOrCancel フォームの 4 つのボタンの空の Click イベントハンドラーを作成します。ボタンをダブルクリックすると、デザイナーコードファイルに自動生成されたコードも追加されます。これにより、ボタンの選択によってイベントが発生します。

FillOrCancel フォームロジックのコードを追加する

FillOrCancel フォームロジックを完了するには、次の手順に従います。

メンバーの名前を完全修飾する必要がなくなるように、次の 2 つの名前空間を範囲に含めます。

using System.Data.SqlClient;
using System.Text.RegularExpressions;

Imports System.Data.SqlClient
Imports System.Text.RegularExpressions

クラスに変数とヘルパーメソッドを追加します。

// Storage for the order ID value.
private int parsedOrderID;

/// <summary>
/// Verifies that an order ID is present and contains valid characters.
/// </summary>
private bool IsOrderIDValid()
{
    // Check for input in the Order ID text box.
    if (txtOrderID.Text == "")
    {
        MessageBox.Show("Please specify the Order ID.");
        return false;
    }

    // Check for characters other than integers.
    else if (Regex.IsMatch(txtOrderID.Text, @"^\D*$"))
    {
        // Show message and clear input.
        MessageBox.Show("Customer ID must contain only numbers.");
        txtOrderID.Clear();
        return false;
    }
    else
    {
        // Convert the text in the text box to an integer to send to the database.
        parsedOrderID = Int32.Parse(txtOrderID.Text);
        return true;
    }
}

' Storage for OrderID.  
Private parsedOrderID As Integer

''' <summary>
''' Verifies that OrderID is valid.
''' </summary>
Private Function IsOrderIDValid() As Boolean

    ' Check for input in the Order ID text box.  
    If txtOrderID.Text = "" Then
        MessageBox.Show("Please specify the Order ID.")
        Return False

        ' Check for characters other than integers.  
    ElseIf Regex.IsMatch(txtOrderID.Text, "^\D*$") Then
        ' Show message and clear input.  
        MessageBox.Show("Please specify integers only.")
        txtOrderID.Clear()
        Return False
    Else
        ' Convert the text in the text box to an integer to send to the database.  
        parsedOrderID = Int32.Parse(txtOrderID.Text)
        Return True
    End If
End Function

4 つのボタン選択イベントハンドラーのメソッド本体を完了します。

/// <summary>
/// Executes a t-SQL SELECT statement to obtain order data for a specified
/// order ID, then displays it in the DataGridView on the form.
/// </summary>
private void btnFindByOrderID_Click(object sender, EventArgs e)
{
    if (IsOrderIDValid())
    {
        using (SqlConnection connection = new SqlConnection(Properties.Settings.Default.connString))
        {
            // Define a t-SQL query string that has a parameter for orderID.
            const string sql = "SELECT * FROM Sales.Orders WHERE orderID = @orderID";

            // Create a SqlCommand object.
            using (SqlCommand sqlCommand = new SqlCommand(sql, connection))
            {
                // Define the @orderID parameter and set its value.
                sqlCommand.Parameters.Add(new SqlParameter("@orderID", SqlDbType.Int));
                sqlCommand.Parameters["@orderID"].Value = parsedOrderID;

                try
                {
                    connection.Open();

                    // Run the query by calling ExecuteReader().
                    using (SqlDataReader dataReader = sqlCommand.ExecuteReader())
                    {
                        // Create a data table to hold the retrieved data.
                        DataTable dataTable = new DataTable();

                        // Load the data from SqlDataReader into the data table.
                        dataTable.Load(dataReader);

                        // Display the data from the data table in the data grid view.
                        this.dgvCustomerOrders.DataSource = dataTable;

                        // Close the SqlDataReader.
                        dataReader.Close();
                    }
                }
                catch
                {
                    MessageBox.Show("The requested order could not be loaded into the form.");
                }
                finally
                {
                    // Close the connection.
                    connection.Close();
                }
            }
        }
    }
}

/// <summary>
/// Cancels an order by calling the Sales.uspCancelOrder
/// stored procedure on the database.
/// </summary>
private void btnCancelOrder_Click(object sender, EventArgs e)
{
    if (IsOrderIDValid())
    {
        // Create the connection.
        using (SqlConnection connection = new SqlConnection(Properties.Settings.Default.connString))
        {
            // Create the SqlCommand object and identify it as a stored procedure.
            using (SqlCommand sqlCommand = new SqlCommand("Sales.uspCancelOrder", connection))
            {
                sqlCommand.CommandType = CommandType.StoredProcedure;

                // Add the order ID input parameter for the stored procedure.
                sqlCommand.Parameters.Add(new SqlParameter("@orderID", SqlDbType.Int));
                sqlCommand.Parameters["@orderID"].Value = parsedOrderID;

                try
                {
                    // Open the connection.
                    connection.Open();

                    // Run the command to execute the stored procedure.
                    sqlCommand.ExecuteNonQuery();
                }
                catch
                {
                    MessageBox.Show("The cancel operation was not completed.");
                }
                finally
                {
                    // Close connection.
                    connection.Close();
                }
            }
        }
    }
}

/// <summary>
/// Fills an order by calling the Sales.uspFillOrder stored
/// procedure on the database.
/// </summary>
private void btnFillOrder_Click(object sender, EventArgs e)
{
    if (IsOrderIDValid())
    {
        // Create the connection.
        using (SqlConnection connection = new SqlConnection(Properties.Settings.Default.connString))
        {
            // Create command and identify it as a stored procedure.
            using (SqlCommand sqlCommand = new SqlCommand("Sales.uspFillOrder", connection))
            {
                sqlCommand.CommandType = CommandType.StoredProcedure;

                // Add the order ID input parameter for the stored procedure.
                sqlCommand.Parameters.Add(new SqlParameter("@orderID", SqlDbType.Int));
                sqlCommand.Parameters["@orderID"].Value = parsedOrderID;

                // Add the filled date input parameter for the stored procedure.
                sqlCommand.Parameters.Add(new SqlParameter("@FilledDate", SqlDbType.DateTime, 8));
                sqlCommand.Parameters["@FilledDate"].Value = dtpFillDate.Value;

                try
                {
                    connection.Open();

                    // Execute the stored procedure.
                    sqlCommand.ExecuteNonQuery();
                }
                catch
                {
                    MessageBox.Show("The fill operation was not completed.");
                }
                finally
                {
                    // Close the connection.
                    connection.Close();
                }
            }
        }
    }
}

/// <summary>
/// Closes the form.
/// </summary>
private void btnFinishUpdates_Click(object sender, EventArgs e)
{
    this.Close();
}

''' <summary>
''' Executes a t-SQL SELECT query on the database to
''' obtain order data for a specified order ID.
''' </summary>
Private Sub btnFindByOrderID_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles btnFindByOrderID.Click

    ' Prepare the connection and the command.
    If IsOrderIDValid() Then

        ' Create the connection.  
        Using connection As New SqlConnection(My.Settings.connString)

            ' Define the query string that has a parameter for orderID.  
            Const sql As String = "select * from Sales.Orders where orderID = @orderID"

            ' Create a SqlCommand object.  
            Using sqlCommand As New SqlCommand(sql, connection)

                ' Define the @orderID parameter and its value.  
                sqlCommand.Parameters.Add(New SqlParameter("@orderID", SqlDbType.Int))
                sqlCommand.Parameters("@orderID").Value = parsedOrderID

                Try
                    ' Open connection.  
                    connection.Open()

                    ' Execute the query.  
                    Dim dataReader As SqlDataReader = sqlCommand.ExecuteReader()

                    ' Create a data table to hold the retrieved data.  
                    Dim dataTable As New DataTable()

                    ' Load the data from SqlDataReader into the data table.  
                    dataTable.Load(dataReader)

                    ' Display the data from the data table in the data grid view.  
                    Me.dgvCustomerOrders.DataSource = dataTable

                    ' Close the SqlDataReader.  
                    dataReader.Close()
                Catch
                    MessageBox.Show("The requested order could not be loaded into the form.")
                Finally
                    ' Close the connection.  
                    connection.Close()
                End Try
            End Using
        End Using
    End If
End Sub

''' <summary>
''' Fills an order by running the Sales.uspFillOrder stored procedure on the database.
''' </summary>
Private Sub btnFillOrder_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles btnFillOrder.Click

    ' Set up and run stored procedure only if OrderID is valid.  
    If IsOrderIDValid() Then

        ' Create the connection. 
        Using connection As New SqlConnection(My.Settings.connString)

            ' Create command and identify it as a stored procedure.  
            Using sqlCommand As New SqlCommand("Sales.uspFillOrder", connection)

                sqlCommand.CommandType = CommandType.StoredProcedure

                ' Add input parameter for the stored procedure.  
                sqlCommand.Parameters.Add(New SqlParameter("@orderID", SqlDbType.Int))
                sqlCommand.Parameters("@orderID").Value = parsedOrderID

                ' Add second input parameter.  
                sqlCommand.Parameters.Add(New SqlParameter("@FilledDate", SqlDbType.DateTime, 8))
                sqlCommand.Parameters("@FilledDate").Value = dtpFillDate.Value

                Try
                    ' Open the connection.  
                    connection.Open()

                    ' Run the SqlCommand.   
                    sqlCommand.ExecuteNonQuery()
                Catch
                    ' A simple catch.  
                    MessageBox.Show("The fill operation was not completed.")
                Finally
                    ' Close the connection.  
                    connection.Close()
                End Try
            End Using
        End Using
    End If
End Sub

''' <summary>
''' Cancels an order by running the Sales.uspCancelOrder stored procedure on the database.
''' </summary>
Private Sub btnCancelOrder_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles btnCancelOrder.Click

    ' Set up and run the stored procedure only if OrderID is ready.  
    If IsOrderIDValid() Then

        ' Create the connection. 
        Using connection As New SqlConnection(My.Settings.connString)

            ' Create the command and identify it as a stored procedure.  
            Using sqlCommand As New SqlCommand("Sales.uspCancelOrder", connection)
                sqlCommand.CommandType = CommandType.StoredProcedure

                ' Add input parameter for the stored procedure.  
                sqlCommand.Parameters.Add(New SqlParameter("@orderID", SqlDbType.Int))
                sqlCommand.Parameters("@orderID").Value = parsedOrderID

                Try
                    ' Open the connection.  
                    connection.Open()

                    ' Run the SqlCommand.  
                    sqlCommand.ExecuteNonQuery()
                Catch
                    ' A simple catch.  
                    MessageBox.Show("The cancel operation was not completed.")
                Finally
                    ' Close connection.  
                    connection.Close()
                End Try
            End Using
        End Using
    End If
End Sub

''' <summary>
''' Closes the form and returns focus to the Navigation form.
''' </summary>
Private Sub btnFinishUpdates_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles btnFinishUpdates.Click
    Me.Close()
End Sub

アプリケーションをテストする

アプリケーションを実行し、いくつかの顧客と注文を作成して、すべてが期待どおりに動作していることを確認します。

データベースが自分の変更で更新されたことを確認するには:

サーバーエクスプローラーで [テーブル] ノードを開きます。
[顧客] ノードと [注文] ノードを右クリックし、[テーブルデータの表示] を選択します。

.NET 用 Visual Studio データツール

次の方法で共有

ADO.NET を使用して基本的なデータ アプリケーションを作成する

Prerequisites

サンプル データベースを設定する

フォームを作成してコントロールを追加する

接続文字列を格納する

フォームのコードを記述する

ナビゲーション フォーム

ナビゲーション フォームをスタートアップ フォームにする

ナビゲーション フォームの自動生成されたイベント ハンドラーを作成する

ナビゲーション フォーム ロジックのコードを追加する

新規顧客フォーム

NewCustomer フォームの自動生成されたイベント ハンドラーを作成する

NewCustomer フォーム ロジックのコードを追加する

FillOrCancel フォーム

FillOrCancel フォームの自動生成されたイベント ハンドラーを作成する

FillOrCancel フォーム ロジックのコードを追加する

アプリケーションをテストする

関連コンテンツ

フィードバック

その他のリソース

ADO.NET を使用して基本的なデータアプリケーションを作成する

サンプルデータベースを設定する

ナビゲーションフォーム

ナビゲーションフォームをスタートアップフォームにする

ナビゲーションフォームの自動生成されたイベントハンドラーを作成する

ナビゲーションフォームロジックのコードを追加する

NewCustomer フォームの自動生成されたイベントハンドラーを作成する

NewCustomer フォームロジックのコードを追加する

FillOrCancel フォームの自動生成されたイベントハンドラーを作成する

FillOrCancel フォームロジックのコードを追加する