はじめに
ASP.NET Core アプリが HTTP 要求を受け取ると、その要求は、要求の処理と応答の生成を担当する一連のコンポーネントを通過します。 これらのコンポーネントはミドルウェアと呼ばれます。 ASP.NET Core には組み込みミドルウェアのセットが含まれており、特殊な要件を処理するためのカスタム ミドルウェアを作成することもできます。
サンプル シナリオ
あなたは小規模な会社の入門レベルの ASP.NET Core 開発者であると想像してください。 あなたのチームは、新しい Web アプリを構築しています。 この要件には、URL リダイレクトと、監視目的のリアルタイム コンソール出力が含まれています。 チーム リーダーは、URL リダイレクト用の組み込みミドルウェアの実装と、要求の詳細をログするためのカスタム ミドルウェア コンポーネントの作成をあなたに依頼しました。
学習内容
このモジュールでは、.NET SDK を使用して、ASP.NET Core の定型 Web アプリケーションを作成します。 これが正しく実行されていることを確認した後、組み込みの UrlRewriter
ミドルウェアを実装して、アプリ内で URL を書き換えます。 次に、カスタム ミドルウェア コンポーネントを作成して、要求の詳細をコンソールにログします。
主な目標
このモジュールを終了すると、ASP.NET Core アプリの組み込みおよびカスタム ミドルウェアを実装できるようになります。 また、ミドルウェア コンポーネントがどのようにお互いと連携して、HTTP 要求を処理し、応答を生成するかについても理解します。