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Lock Pages in Memory オプションの有効化 (Windows)

適用対象:SQL Server

この Windows ポリシーにより、プロセスを使用して物理メモリにデータを保持できるアカウントを指定し、ディスク上の仮想メモリへのデータのページングを防止します。

メモリ内のページをロックすると、ディスクへのメモリのページングの際にパフォーマンスが向上する可能性があります。 詳細については、「Lock Pages in Memory (LPIM)」をご覧ください。

SQL Server によって使用されるアカウントに対してこのポリシーを有効にするには、Windows グループ ポリシー ツール (gpedit.msc) を使用します。 このポリシーを変更できるのは、システム管理者だけです。

メモリ内ページをロックするオプションを有効にする

  1. [スタート] メニューの [実行] を選択します。 [開く] ボックスに gpedit.msc と入力します。 [グループ ポリシー] ダイアログ ボックスが開きます。

  2. [ローカル グループ グループ ポリシー] コンソールで、[コンピューターの構成] を展開します。

  3. [Windows の設定] を展開します。

  4. [セキュリティの設定] を展開します。

  5. [ローカル ポリシー] を展開します。

  6. [ユーザー権利の割り当て] フォルダーをクリックします。 ポリシーが詳細ウィンドウに表示されます。

  7. ウィンドウで [メモリ内のページのロック] ポリシーまでスクロールし、ダブルクリックします。

  8. [ ローカル セキュリティ ポリシー設定 ] ダイアログ ボックスで、[ ユーザーまたはグループの追加...] を選択します。データベース エンジン サービス アカウントまたはそのサービス セキュリティ識別子 (SID) を追加します。 SQL Server のインスタンスのサービス アカウントまたはサービス SID を確認するには、SQL Server 構成マネージャーを参照するか、sys.dm_server_servicesservice_account 列を使用します。 詳細については、「sys.dm_server_services」を参照してください。

  9. [OK] を選択します。

  10. この設定を有効にするには、インスタンスを再起動します。

メモリ内のロック ページ ポリシーをデータベース エンジン サービスのサービス SID に割り当てることをお勧めします。 これにより、データベース エンジン サービスのサービス アカウントを変更した場合でも、許可が維持されます。 詳細については、「 サービス SID を使用して SQL Server のサービスにアクセス許可を付与する」を参照してください。