適用対象:SQL Server
この Windows ポリシーにより、プロセスを使用して物理メモリにデータを保持できるアカウントを指定し、ディスク上の仮想メモリへのデータのページングを防止します。
注
メモリ内のページをロックすると、ディスクへのメモリのページングの際にパフォーマンスが向上する可能性があります。 詳細については、「Lock Pages in Memory (LPIM)」をご覧ください。
SQL Server によって使用されるアカウントに対してこのポリシーを有効にするには、Windows グループ ポリシー ツール (gpedit.msc
) を使用します。 このポリシーを変更できるのは、システム管理者だけです。
メモリ内ページをロックするオプションを有効にする
[スタート] メニューの [実行] を選択します。 [開く] ボックスに
gpedit.msc
と入力します。 [グループ ポリシー] ダイアログ ボックスが開きます。[ローカル グループ グループ ポリシー] コンソールで、[コンピューターの構成] を展開します。
[Windows の設定] を展開します。
[セキュリティの設定] を展開します。
[ローカル ポリシー] を展開します。
[ユーザー権利の割り当て] フォルダーをクリックします。 ポリシーが詳細ウィンドウに表示されます。
ウィンドウで [メモリ内のページのロック] ポリシーまでスクロールし、ダブルクリックします。
[ ローカル セキュリティ ポリシー設定 ] ダイアログ ボックスで、[ ユーザーまたはグループの追加...] を選択します。データベース エンジン サービス アカウントまたはそのサービス セキュリティ識別子 (SID) を追加します。 SQL Server のインスタンスのサービス アカウントまたはサービス SID を確認するには、SQL Server 構成マネージャーを参照するか、
sys.dm_server_services
のservice_account
列を使用します。 詳細については、「sys.dm_server_services」を参照してください。[OK] を選択します。
この設定を有効にするには、インスタンスを再起動します。
メモリ内のロック ページ ポリシーをデータベース エンジン サービスのサービス SID に割り当てることをお勧めします。 これにより、データベース エンジン サービスのサービス アカウントを変更した場合でも、許可が維持されます。 詳細については、「 サービス SID を使用して SQL Server のサービスにアクセス許可を付与する」を参照してください。