データベース エンジン チューニング アドバイザーのチュートリアルへようこそ。 データベース エンジン チューニング アドバイザーは、指定されたデータベースでクエリがどのように処理されるのかを調査し、インデックス、インデックス付きビュー、パーティション分割などのデータベース構造を更新することによって、クエリ処理のパフォーマンスを強化するようユーザーに提案します。
データベース エンジン チューニング アドバイザーには、グラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) および dta コマンド プロンプト ユーティリティの 2 つのユーザー インターフェイスがあります。 GUI では、チューニング セッションの結果をすばやく簡単に表示できます。一方、 dta ユーティリティでは、データベース エンジン チューニング アドバイザーの機能をスクリプトへ簡単に組み込み、チューニングを自動化することができます。 また、XML 入力の取り込みが可能なので、より詳細にチューニング処理を制御できます。
学習する内容
このチュートリアルでは、データベース エンジン チューニング アドバイザー GUI の操作方法、および基本的な作業を GUI と dta ユーティリティの両方で実行する方法を学習します。 ここで学習する内容は次のとおりです。
レッスン 1:データベース エンジン チューニング アドバイザーでの基本操作
このレッスンでは、データベース エンジン チューニング アドバイザーの新しい GUI に慣れ親しみ、表示オプションとレイアウトの設定方法を学習します。
レッスン 2:データベース エンジン チューニング アドバイザーの使用
このレッスンでは、データベース エンジン チューニング アドバイザーの GUI を使った基本的なチューニング タスクの実行方法を学習します。
レッスン 3:dta コマンド プロンプト ユーティリティの使用
このレッスンでは、 dta コマンド プロンプト ユーティリティを起動する方法と、いくつかの簡単なチューニング コマンドを実行する方法を学習します。
要求事項
このチュートリアルは、データベース管理の経験はあるが、データベース エンジン チューニング アドバイザーの GUI または dta コマンド プロンプト ユーティリティに不慣れなデータベース管理者を対象としています。インデックスやインデックス付きビューなどデータベースの概念や構造は理解している必要があります。
AdventureWorks2012 サンプル データベースを使用して SQL Server 2014 (またはそれ以降のバージョン) をインストールする必要があります。 セキュリティ強化のため、既定ではサンプル データベースがインストールされません。 サンプル データベースをインストールするには、「 SQL Server のサンプルとサンプル データベースのインストール」を参照してください。
このチュートリアルが終了したら
このチュートリアルのレッスンが終了したら、次のトピックを参照し、データベース エンジン チューニング アドバイザーの詳細を学習してください。
このツールを使用した作業の実行方法の説明については、「Database Engine Tuning Advisor 」を参照してください。
コマンド プロンプト ユーティリティおよびユーティリティの動作の制御に使用できるオプションの XML ファイルに関するリファレンス情報については、「dta Utility 」を参照してください。