次の図は、サーバー側の XML 書式設定のアーキテクチャを示しています。
この例では、クライアントで指定されたコマンドがサーバーに送信されます。 サーバーは XML ドキュメントを生成し、クライアントに返します。 この場合、サーバーには MicrosoftSQL Server のインスタンスがあります。 サーバー側の XML 形式では、SQLXMLOLEDB プロバイダーまたは SQLOLEDB プロバイダーを使用できます。 SQLXMLOLEDB プロバイダーは、SQLXML 4.0 に含まれる Sqlxml4.dllを使用します。 SQLOLEDB プロバイダーを使用すると、既定では、microsoft Windows または Microsoft Data Access Components (MDAC) 2.6 以降に含まれる、Sqlxmlx.dllによって提供される SQLXML 機能が取得されます。 SQLOLEDB で Sqlxml4.dll を使用するには、SQLOLEDB 接続オブジェクトで SQLXML Version プロパティを "SQLXML.4.0" に設定する必要があります。 どちらの場合も、サーバーは XML ドキュメントを生成し、クライアントに送信します。
注
XPath クエリとアップデートグラムは、クライアントで解析されます。 SQLXML 4.0 で XPath テンプレートまたはアップデートグラム機能を取得するには、Sqlxml4.dllを使用します。
次の図は、クライアント側の XML 書式設定のアーキテクチャを示しています。
この例では、クライアントは SQLXMLOLEDB プロバイダーを使用します。 接続文字列では、データ プロバイダー プロパティを SQLOLEDB に設定する必要があります。 (これは SQLXML 4.0 で受け入れられる唯一の値です)。クライアントで実行されるコマンドがサーバーに送信されます。 サーバーで生成された行セットがクライアントに送信されます。 行セットからの XML ドキュメントの書式設定は、クライアントで実行されます。
SQLXML 4.0 では、SQL Server Native Client (SQLNCLI11) または SQLOLEDB プロバイダーをデータ プロバイダーとして使用できます。 任意のデータ ソースにアクセスできる可能性があります。 クエリが 1 つの行セットを返す限り、XML 変換をクライアントに適用できます。