次の表に、C# 型の既定値を示します。
タイプ | 既定値 |
---|---|
任意 の参照型 | null |
組 み込みの整数数値型 | 0 (ゼロ) |
組 み込みの浮動小数点数値型 | 0 (ゼロ) |
ブール | false |
char |
'\0' (U+0000) |
列挙 | 式 (E)0 によって生成される値。ここで、 E は列挙型識別子です。 |
構造体 | すべての値型フィールドを既定値に設定し、すべての参照型フィールドを null することによって生成される値。 |
null 許容値型 |
HasValue プロパティがfalse され、Value プロパティが未定義のインスタンス。 その既定値は、null 許容値型の null 値とも呼ばれます。 |
既定値の式
次の例に示すように、 default
演算子 を使用して型の既定値を生成します。
int a = default(int);
default
リテラルを使用して、型の既定値を使用して変数を初期化できます。
int a = default;
値型のパラメーターなしのコンストラクター
値型の場合、次の例に示すように、 暗黙的な パラメーターなしのコンストラクターも型の既定値を生成します。
var n = new System.Numerics.Complex();
Console.WriteLine(n); // output: (0, 0)
実行時に、 System.Type インスタンスが値型を表す場合は、 Activator.CreateInstance(Type) メソッドを使用してパラメーターなしのコンストラクターを呼び出し、型の既定値を取得できます。
注
構造体型 (値型) には、型の既定値以外の値を生成する可能性がある明示的なパラメーターなしのコンストラクターがある場合があります。 したがって、型の既定値を生成するには、 default
演算子または default
リテラルを使用することをお勧めします。
C# 言語仕様
詳細については、「C# 言語仕様」の次のセクションを参照してください。
こちらも参照ください
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