CLI を使用した既存の VM バックアップ ポリシーの更新

この記事では、Azure CLI を使用して既存の VM バックアップ ポリシーを更新する方法について説明します。 ポリシーを変更するには、ポリシーを JSON ファイルにエクスポートし、ファイル内で必要な更新を行い、Azure CLI を使用して変更を適用します。 Azure portal を使用してポリシーを変更することもできます。

既存のポリシーを変更する

既存の VM バックアップ ポリシーを変更するには、次の手順に従います。

1. az backup policy show コマンドを実行して、更新するポリシーの詳細を取得します。

   例:

   az backup policy show --name testing123 --resource-group rg1234 --vault-name testvault
   

   上の例では、"testing123" という名前の VM ポリシーの詳細を示しています。

   出力:

   {
   "eTag": null,
   "id": "/Subscriptions/efgsf-123-test-subscription/resourceGroups/rg1234/providers/Microsoft.RecoveryServices/vaults/testvault/backupPolicies/testing123",
   "location": null,
   "name": "testing123",
   "properties": {
       "backupManagementType": "AzureIaasVM",
       "instantRpDetails": {
       "azureBackupRgNamePrefix": null,
       "azureBackupRgNameSuffix": null
       },
       "instantRpRetentionRangeInDays": 2,
       "protectedItemsCount": 0,
       "retentionPolicy": {
       "dailySchedule": {
           "retentionDuration": {
           "count": 180,
           "durationType": "Days"
           },
           "retentionTimes": [
           "2020-08-03T04:30:00+00:00"
           ]
       },
       "monthlySchedule": null,
       "retentionPolicyType": "LongTermRetentionPolicy",
       "weeklySchedule": {
           "daysOfTheWeek": [
           "Sunday"
           ],
           "retentionDuration": {
           "count": 30,
           "durationType": "Weeks"
           },
           "retentionTimes": [
           "2020-08-03T04:30:00+00:00"
           ]
       },
       "yearlySchedule": null
       },
       "schedulePolicy": {
       "schedulePolicyType": "SimpleSchedulePolicy",
       "scheduleRunDays": null,
       "scheduleRunFrequency": "Daily",
       "scheduleRunTimes": [
           "2020-08-03T04:30:00+00:00"
       ],
       "scheduleWeeklyFrequency": 0
       },
       "timeZone": "UTC"
   },
   "resourceGroup": "azurefiles",
   "tags": null,
   "type": "Microsoft.RecoveryServices/vaults/backupPolicies"
   }
   

2. 上記の出力を .json ファイルに保存します。 たとえば、それを Policy.json として保存してみましょう。

3. 要件に基づいて JSON ファイルを更新し、変更を保存します。

   例: 週単位の保有期間を 60 日に更新するには、JSON ファイルの以下のセクションで [count] を 60 に変更してファイルを更新します。

           "retentionDuration": {
         "count": 60,
         "durationType": "Weeks"
       }
   
   

4. 変更を保存します。

5. az backup policy set コマンドを実行し、更新された JSON ファイルの完全なパスを --policy パラメーターの値として渡します。

   az backup policy set --resource-group rg1234 --vault-name testvault --policy C:\temp2\Policy.json --name testing123
   

次のステップ

• Azure Backup サービスで Azure VM のバックアップを管理する