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Azure 上で運用する Linux 仮想マシンやコンテナについて、7 月にいくつかの新機能が発表されましたので、この記事ではそれらをまとめてみたいと思います
仮想マシンの変更追跡 (Private Preview)
7 月 6 日に発表された内容で、現在プライベートプレビューです (機能の利用にはプレビューへのサインアップが必要です)。Azure 管理画面の「仮想マシン」ブレードに「Automation + Control」というセクションが追加されその中の「Track Changes」から有効化が可能です。ソフトウェア、ファイル、Linux デーモンの追跡が現在サポートされています。RHEL は5,6,7 をサポート、その他主要な Linux ディストリビューションとバージョン、そして Windows Server / Windows がサポートされています。
参考: Tracking configuration changes for your Azure VM (英語)
Nested Virtualization (入れ子の仮想化) - Dv3/Ev3 で利用可能
7 月 13 日に発表された内容で、現在一般利用が可能になっています。Nested Virtualization とは、Hyper-V 仮想マシンの中に Hyper-V 仮想マシンを作成できる Windows Server 2016 の新機能で、ホストが Windows Server 2016 である Dv3/Ev3 シリーズが登場したことでこれらのシリーズの中で利用可能となりました。入れ子になる仮想マシンとして Linux VM も作成できます。
参考: Azure で Nested Virtualization の使用が可能に
Azure Container Instance (ACI) (Public Preview)
7 月 26 日に発表された内容で、現在 Linux コンテナ向けのパブリックプレビューが利用可能です。(Windows コンテナは数週間以内のサポートということで、Linux コンテナの対応のほうが早い!)
ACI は Azure 上でのコンテナの利用に必要な従来の Azure コンテナサービス (ACS) で環境を作るのに必要だった仮想マシンやストレージ、ネットワークといったリソースが不要で、vCPU とメモリを必要な分だけ利用でき、より早く簡単にコンテナを展開できるようになります。
ACS や ACI は Docker Swarm、または Kubernetes のようなオーケストレーションソフトウェアと連携して動作する仕組みで、ACI については ACI Connector for Kubernetes もオープンソースソフトウェアとして同日リリースされました。
参考: Fast and Easy Containers: Azure Container Instances (英語)