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みなさん、こんにちは。Windows 開発統括部の古内です。本日は 「Hilo」 プロジェクトについてご紹介します。
Hilo とは
Hilo プロジェクトは、Windows 7 のパワーを活用し、Visual Studio 2010 および Visual C++ 開発システムによって、ユーザー エクスペリエンスの差別化を実現する高性能でリッチなクライアント アプリケーションの作成方法を紹介するシリーズ記事で、 開発環境のセットアップから Windows 7 の一連の機能の活用方法までプロセスを追って解説しています。また、ソース コードやサンプル アプリケーションも提供されているので、設計や実装を自分で確認しながら見ていくことができます。
サンプル アプリケーション
Hilo プロジェクトの記事とサンプル コードは、C++ プログラマーが、Windows 7 の最新機能を利用してプラットフォームにできるだけ近いインターフェイスを効率よくプログラミングできるようにすることを目的としています。 このシリーズは全部で 16 の記事から成り、2 つのサンプル アプリケーションが提供されています。
1 つ目のサンプル アプリケーションは、コンピューター上で写真を閲覧するための、タッチに対応したユーザー インターフェイスを実装したフォト ブラウザー 「Hilo Browser」 です (第 1 章から第 8 章で説明)。
このアプリケーションを使用して、以下のような Windows の機能を活用するメリットについて説明しています。
- Direct2D: 高パフォーマンスで高品質なグラフィック レンダリングを実現
- Windows アニメーション マネージャー: アプリケーションに独自の個性を持たせ、ユーザー エクスペリエンスを向上
- Windows タッチ: 指先で 「ポイント」 して 「操作」 するだけの、より自然なユーザー インターフェイスを提供
- ライブラリ: さまざまな場所にあるファイルを一貫した 1 つのビューで表示
- シェル API: 事前に作成したサムネイル キャッシュを使って、イメージのナビゲーションや最適化を実現。実際のコンテンツからフォルダー アイコンを作成
2 つ目のサンプル アプリケーションは、基本的なイメージ編集機能を備える「Hilo Annotator」 です (第 9 章から第 11 章で説明)。
このアプリケーションを使って、以下のような Windows の機能を活用するメリットを説明しています。
- リボン: 使いやすく習得しやすい最新のユーザー インターフェイスを提供
- Windows Imaging Component (WIC) : イメージの表示と操作
- Windows アニメーション マネージャーや Direct2D のほか、以前の記事で紹介したさまざまな機能
残りの第 12 章から第 16 章では、これらのサンプル アプリケーションを機能拡張したり、ユーザーインターフェイスを強化したりする方法について説明しています。具体的には、以下のような Windows の機能を活用します。
- Windows Web サービス API (WWSAPI) : 写真のオンライン共有を実現
- タスク バーのジャンプ リスト: アプリケーション間の容易なナビゲーションと操作を実現
- タッチ ジェスチャのサポート: パンやズームのジェスチャをサポートし、より滑らかなタッチ操作を実現
Hilo の日本語化
もともと Hilo プロジェクトは英語 (こちら) で提供されていたものですが、このたびこのシリーズの記事が日本語に翻訳され、MSDN ライブラリに公開されました。
日本語版 URL: https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ff708696.aspx
ぜひリッチで魅力的な Windows 7 アプリケーションの開発にお役立てください。
なお、サンプル アプリケーションのコードは、Hilo コード ギャラリー ページ (英語) からダウンロードできます。(残念ながら、このページは日本語翻訳されていません。申し訳ありません。)