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こんにちは。Windows サポート チームの矢澤です。
Windows 10 RS5 (1809) における移動ユーザー プロファイルの問題が報告されておりますので、本 blog にてご案内いたします。(2018/11/14 追記)
1. 事象
RS5 の端末において、%USERNAME% などの環境変数を利用して移動ユーザー プロファイルを構成すると移動ユーザープロファイルが利用できません。
2. 原因
%USERNAME% や %LOGONSERVER% などの環境変数が testuser などのユーザー名に変更されず、%USERNAME% や %LOGONSERVER% という文字列として認識されてしまいます。
3. 回避策
グループ ポリシーにて移動ユーザー プロファイルを設定している場合には回避策はございません。
Active Directory 上のユーザー オブジェクトのプロパティに直接設定している場合には環境変数を利用せず、直接実ユーザー名や実サーバー名を入力することで回避が可能です。
ユーザー数が多い場合には、以下のサンプル スクリプトにてプロパティを設定してください。
for /f "delims=" %i in ('dsquery user "<移動プロファイル対象ユーザーの OU の DN 名>"') do dsmod user %i -profile <移動プロファイルのパス>
例) test.local ドメインの test OU 配下のユーザーの移動プロファイルのパスを一括で変更する場合
for /f "delims=" %i in ('dsquery user "OU=test,DC=test,DC=local"') do dsmod user %i -profile \\FILESVR\profile\$username$
4. 対処策
(2018/11/14 追記) 2018 年 11 月 14 日にリリースされた累積更新プログラム KB4464455 を適用することで事象が改善されます。
なお、同日に RS5(1809) が再リリースされており、この OS イメージでは今回の修正が含まれているため事象は発生いたしません。